代表取締役 福田 完次
少子高齢化により、全体としてみれば、日本の国内マーケットは縮小傾向にあります。人口が少なくなれば売れる絶対量が減るのも自明の理であり、更に、量が売れなければ、国内開発される商品の種類も長期的には減っていかざるをえません。また、消費者の購買意識の変化や、企業競争の激化により、国内商品の価格低落が激しく、既に多くの価格破壊といわれる市場現象を引き起こしています。日本の国内で売れる物、消費者の欲するものは、既に日本国内では生産することができず。賃金の安い中国、ベトナム、インドネシア等に生産の多くが流出しています。
更には、上流の業務についての海外流出も急速に拡大する動きを見せています。既に、日本の国内市場は海外の労働力で支えられており、いくら日本で消費が活性化しても、それにより日本国内の労働市場が潤おわない構図になっています。日本に残る多くの仕事は付加価値の高いものに変化しようとしており、付加価値の付かない単純労働の多くは、今後も海外に流出し続けるものと思われます。また、全部の日本人が高付加価値型の業務に従事する訳にも行かず、必然として、ある業務についてはライバルは海外の安い労働力の方々となり、その競争構造から、長期的には給与の低落傾向が益々加速するのは確実です。
他方、世界に目を向ければ、人口は増加しており、世界の購買市場は日々拡大しています。日本の企業も、日本の市場では成長できなくても、世界の市場で成長することは十分に可能で有り、多くの企業がグローバルマーケットに活路を求めています。また、個人という単位で見た場合にも、海外に飛び出し世界市場で活躍するつもりになれば、世界には無数のチャンスが広がっています。現在は企業進出の際の赴任という形態が主流ですが、少し先の未来には、日本人が普通に海外に自ら渡り現地採用として仕事に就くのが普通の時代が来るものと思われます。私どもは、そうして世界を目指す人と企業を支援する目的で設立した会社です。
まずは、市場的にも人的にも、大きな影響をもたらす中国をターゲットしており、日中間の様々なビジネスを支え、サポートを行って参ります。私自身が、長らく中国事業に関わり、文化や考え方の違いから派生する難しさと多大な可能性を身近に感じてきました。また、これまで8年間余りで、多くの市政府ルート、人脈、中国内での豊富なノウハウを培って参りましたので、これらをフルに活用し、日本と中国の橋渡し役として、チャレンジされる人と企業の皆さまのお役に立てればと考えております。日中ビジネスでお困りの事がありましたら、当社にご用命頂けますようお願い申し上げます。
代表略歴
1982年 3月 東京経済大学卒業
1982年~87年 アパレル業界に在籍
1987年~ 株式会社マル江設立に参画
1990年 1月 株式会社メイテック入社(東証一部上場企業)
1996年 6月 同社 取締役就任
2002年 10月 中国ビジネスに関与
2003年~08年 グローバル事業の総責任者として上海2社、杭州、大連、広州、西安、成都、北京での法人を 順次設立。
2004年12月 大連市 高新街産業園区 顧問に就任
2010年 3月 株式会社メイテック 取締役辞任
2010年 6月 株式会社グラブポット 設立、CEOに就任。
※日本での講演会等の実績多数(日経オートモーティブ、自動車工業会、企業セミナー他)
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